トヨタ自動車7203
2027年3月期 第1四半期(2026年4〜6月)
2026年8月4日発表
ひとことで言うと
売上は増えたのに
本業のもうけは減った
営業収益 +10.4%営業利益 −8.8%1年の予想を上方修正
見る1
まずは「売上」と「もうけ」の矢印をチェック
営業収益売上にあたる金額
↑ 10.4%
13兆5,254億円
前年 12兆2,533億円
営業利益本業でかせいだもうけ
↓ 8.8%
1兆634億円
前年 1兆1,661億円
税引前利益1兆9,638億円+56.8%
純利益1兆4,770億円+75.6%
営業利益率7.9%前年 9.5%
ペラ子の見るポイント売上は増えとるのに、本業のもうけは減っとるやろ?それやのに最終的なもうけ(純利益)は75.6%も増えとる。本業で増えたんか、本業以外で増えたんか、分けて見なあかんよ。
見る2
本業のもうけが減ったのはなぜ?
もうけ ↑
円安が追い風になった
円安で、海外で売った車の金額が円にすると大きくなり、営業利益を +3,450億円 押し上げました。
もうけ ↓
経費やコストが増えた
経費の増加などで −1,900億円。つくるコスト(原価)の面でも −850億円でした。
純利益 ↑
本業以外の利益が大きく増えた
金融収益など本業以外の利益が +8,143億円。このおかげで純利益は 75.6% 増えました。
営業利益が増えた・減った理由 (億円・前年同期との差)
円安の影響
+3,450
販売の努力
+700
原価の面
−850
経費など
−1,900
その他
−2,426
合計
−1,026
ペラ子の見るポイント円安の追い風が3,450億円もあったのに、本業は減益や。それだけ経費やコストの増え方が大きいってことやね。次の決算で落ち着くか見ときや。
見る3
1年の計画の何%まで来た?
営業収益予想 54兆円25.0%
営業利益予想 3兆4,000億円31.3%
純利益予想 3兆2,500億円45.4%
3か月たった時点の目安(25%)
ペラ子の見るポイント1年の予想を、営業収益51兆→54兆円、営業利益3兆→3.4兆円に上方修正したで。引き上げた後の予想に対しても、もうけは3か月で3割をこえとるから、ええペースや。
注意!
ちょっと待ち!ここも見ときや
- 上方修正した後でも、1年の予想は前の年より営業利益 −9.7%、純利益 −15.5%の減益見込みです。
- 日野自動車が連結(グループの決算)から外れたので、前の年と台数などを比べるときは注意が必要です。
- 販売台数は 239万5千台(−0.7%)。日本は +8.9% でしたが、海外は −3.1% でした。
- 年間配当の予想は 100円(前の年は 95円)。
用語?
むずかしい言葉をかんたんに
営業収益トヨタでの売上の呼び方。車の販売に加えて、ローンなど金融事業の収益も入っています。
営業利益本業でかせいだもうけ。売上から原価・人件費・広告費などを引いた残り。
円安円の価値が下がること。海外で売る会社は、ドルの売上を円にしたとき金額が大きくなります。
上方修正会社が1年の予想を、前に出した数字より良い方向に変えること。
ほか+